名古屋の郷土料理「じょじょ切り」

名古屋の郷土料理に「じょじょ切り」という料理があります。小麦粉をよく練り、うどんのように細長く切ったものを入れた汁物「じょじょ切り」と呼び、もち米が貴重だった時代にもちの代わりに小麦粉で作ったうどん状のものを入れた名古屋の郷土料理です。「じょじょ切り」の「じょじょ」とは「どうじょう」という意味の言葉です。小麦粉を練って作った細長いうどんの形が、どじょうと似ているところから「じょじょ切り」と呼ばれるようになったということです。「伊良湖汁粉」とも呼ばれ、小麦粉から作ったうどん状の麺を砂糖入りの汁で煮た料理でおやつに食べられています。渥美地方で古くから農業の合間におやつとして食べた料理として知られています。味はお汁粉で、お餅のかわりに、うどんが入っているのが特徴の料理です。「じょじょ切り」はささげと一緒に甘く煮て甘みたっぷりのおやつ「伊良湖汁粉」として食べる方法が良く知られています。「じょじょ切り」は甘く味付けしておやつにするばかりでなく、醤油味の汁で煮て御飯がわりに食べる場合もあります。また、「じょじょ切り」は伊良子集落移転100周年を記念して復活し広く知られることとなった料理です。1905年伊良子集落は陸軍試験場の拡張で、集落ごと移転しまし、2005年に集落移転100周年を記念して伊良子の歴史をまとめた本が作成され、その中で紹介された料理が「じょじょ切り」です。それまでは一部のお年寄りしかそのレシピは伝わっていませんでした。このレシピを聞き取り調査して復活させ、渥美地方が誇る郷土料理として復活させました。名古屋の郷土料理に「じょじょ切り」は小麦粉と小豆のお汁粉が出会った不思議な料理ですが、シンプルな料理なので、レシピなどがインターネットでも公開されて家庭で作るひとも増えているようです。シンプルで素朴な味わいが嬉しい「じょじょ切り」は温かくして冬に食べるのも美味しい料理ですが、夏に冷やして食べても美味しく召し上がれます。

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